2010年世界選手権
2010年世界選手権.採点比較
バンクーバーオリンピックから1ヶ月後、イタリアトリノにて開催。
浅田真央がショート・フリーともにほぼノーミスの演技で金メダル
獲得、世界女王に。
一方ショート、フリー共にミスを連発したキム・ヨナは、
大幅な加点とPCS(演技構成点)を得て銀メダルを獲得。
プログラム全体の見た実際の印象と得点の差があまりに大きく、
五輪に引き続き採点に詳しくない一般のファンにまで得点について
の疑問が多く持ち上がるきっかけともなった。
浅田真央がショート・フリーともにほぼノーミスの演技で金メダル
獲得、世界女王に。
一方ショート、フリー共にミスを連発したキム・ヨナは、
大幅な加点とPCS(演技構成点)を得て銀メダルを獲得。
プログラム全体の見た実際の印象と得点の差があまりに大きく、
五輪に引き続き採点に詳しくない一般のファンにまで得点について
の疑問が多く持ち上がるきっかけともなった。
ショートプログラム
TES (技術点) |
PCS (構成点) |
総合得点 | |
浅田真央(2位) | 37.12 | 30.96 | 68.08 |
キム・ヨナ(7位) | 30.02 | 30.28 | 60.30 |
キム・ヨナはスピンをはずしてやり直す、スパイラルはぐらつき途中でやめる、フリップジャンプは回転不足、つまずきそうなステップという全く精彩の欠いた演技で7位スタート。
それでもこの回転不足のフリップジャンプに対し加点2を付けたジャッジが一人、1点を付けたジャッジが二人いた。(他の選手で回転不足ジャンプに加点2を付けられた選手はいない)
特筆すべきは、この演技内容でもでPCS(演技構成点)は2位に付けていることである。(ノーミスと思われた1位の浅田真央との差はわずか0.68点)
youtube:
そして世界中の解説者の多くが絶賛した浅田真央の冒頭トリプルアクセルは回転不足判定によりダブルアクセルの判定に。(基礎点9.5点→4.8点、GOE-0.48点で計4.32点)
ユーロスポーツ youtube:
フィンランド放送 3分50秒あたりから演技総評 youtube:
イタリア放送 youtube:
フリープログラム
TES (技術点) |
PCS (構成点) |
総合得点 | |
キム・ヨナ | 66.45 | 65.04 | 130.49 |
浅田真央 | 67.02 | 62.48 | 129.50 |
<ジャンプのみの採点比較>
キム・ヨナ選手は、フリーのジャンプ7つのうち一つ転倒、
一つはすっぽ抜け。それでも、演技全般で失敗はなかった
浅田真央選手とのジャンプの点差は0.17点しかなかった。
詳細は以下の通り。
一つはすっぽ抜け。それでも、演技全般で失敗はなかった
浅田真央選手とのジャンプの点差は0.17点しかなかった。
詳細は以下の通り。
表の見方:基礎点1 --- 本来予定していたジャンプの基礎点
基礎点2 --- ジャッジが判断したジャンプの基礎点
*マーク --- 演技後半のジャンプは基礎点1.1倍。
キム・ヨナ
ジャンプの 種類 |
基礎点1 | 基礎点2 | GOE | 合計点 | |
3Lz+3T | 10.00 | 10.00 | +2.20 | 12.20 | |
3F | 5.50 | 5.50 | +2.00 | 7.50 | |
2A+2T+2Lo | 6.30 | 6.30 | +1.40 | 7.70 | |
2A+3T | 7.50 | 7.50 | +2.00 | 9.50 | |
3S | *4.95 | 4.95 | -3.00 | 1.95 | 注1 |
3Lz | *6.60 | 6.60 | +1.40 | 8.00 | |
2A | *3.85 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 注2 |
計 | 44.70 | 40.8 | 6.00 | 46.85 |
(注1)転倒
(注2)すっぽ抜けたためジャンプの認定なし。
尚、3Lz+3T、3Fについた加点はオリンピックの時よりも
更に高い。(それぞれオリンピックは2.0点、1.8点。)
更に高い。(それぞれオリンピックは2.0点、1.8点。)
浅田真央
ジャンプの 種類 |
基礎点1 | 基礎点2 | GOE | 合計点 | |
3A | 8.20 | 8.20 | +0.60 | 8.80 | |
3A+2T | 9.50 | 4.80 | -0.48 | 4.32 | 注1 |
3F+2Lo | 7.0 | 7.00 | +0.20 | 7.70 | |
3Lo | *5.50 | 5.50 | +0.80 | 6.30 | |
3F+2Lo+2Lo | *9.35 | 9.35 | 0.00 | 9.35 | |
3T | *4.40 | 4.40 | +1.40 | 5.80 | |
2A | *3.85 | 3.85 | +1.40 | 5.25 | |
計 | 47.80 | 43.1 | 3.92 | 47.02 |
(注1)トリプルアクセルが回転不足判定。
2A+2Tのジャンプの基礎点(3.5+1.3)となる。
<ステップ、スピン等の採点比較>
(以下未編集)
- 最終更新:2011-06-02 11:23:46